終わらない、始まらない
ニセモノだと思い込んでたモノ
ホンモノだと望んでいたモノ
それは全部ゴミで、幻
信じたかったモノも、信じられなかったモノもあって、それは全部感覚や記憶から遠く離れた所に浮かんでいたのだ。
掴めないし確かめられない
手を伸ばしても藻掻いても届かないソレを
諦めきれずに手探りで歩いていく。
何も見えない
何も聞こえない
何処にもない
何処にもいない
いつも傍にいて欲しい時に無くて
傍にいて欲しく無い時に絡みついてくる
多分、ソレを人は「呪い」と呼んだのだ。